暖かくなってきて、何か育ててみたいな~と思っている方も多いのではないでしょうか?でも、
「6月から始めるって遅いのかな?」
「初心者だけど、ちゃんと育てられるかな…」
と、ちょっぴり不安になりますよね。私も最初はそうでした!
大丈夫!全然遅くないんですよ。
6月は、むしろこれからグングン成長してくれる野菜がたくさんあるんです。それに、プランターなら手軽に始められますし、マンションのベランダでもOK。
この記事では、初心者さんでも安心して6月から野菜作りをスタートできる、とっておきの情報をお届けしますね!
- 6月からでも間に合う、おすすめ野菜
- プランターと土の選び方
- 種と苗、どっちがいいの?
- 6月ならではの水やりと病害虫対策
6月に植える野菜:初心者向けプランター菜園スタートガイド

6月に植える野菜選び:初心者向け簡単スタート

6月から野菜作りを始めるなら、「何を選ぶか」がとっても大切!春に植えるイメージの強い野菜でも、6月スタートなら間に合うものもたくさんあるんですよ。
特に、暑さに強い夏野菜は、まさにこれからが旬です。プランターで手軽に育てられる品種を選べば、初心者さんでも簡単に収穫の喜びを味わえます。
6月は梅雨の時期なので、ジメジメ対策も忘れずに。水はけの良い土を選んだり、雨に当たらない場所にプランターを置いたりする工夫が必要です。
でも、難しく考えすぎないでくださいね。ちょっとしたコツさえ掴めば、初めてさんでもきっとうまくいくはず!
まずは、どんな野菜を育てたいかイメージしてみましょう。
サラダに使える葉物野菜、お弁当に彩りを添えるミニトマト、食卓のアクセントになるハーブ…
育てたい野菜が決まったら、いよいよプランター菜園のスタートです!
プランターと土選びの基本:初心者でも失敗しない


野菜を育てるお家、プランター選びも重要です。初心者さんには、深さ20cm以上のプランターがおすすめ。これくらいの深さがあれば、根菜類も育てられますし、野菜が大きく育つためのスペースも確保できます。
素材は、プラスチック製や素焼きのものなど色々ありますが、最初は軽くて扱いやすいプラスチック製がおすすめです。ベランダに置くなら、移動しやすいようにキャスター付きのものを選ぶと便利ですよ。
そして、野菜にとってベッドのような存在、土選びも大切です。園芸店やホームセンターで売られている「培養土」を選べば間違いなし!培養土は、野菜が育つために必要な栄養素があらかじめ配合されているので、肥料の知識がなくても安心です。
もし自分で土を配合する場合は、赤玉土、腐葉土、バーミキュライトなどを混ぜ合わせる必要がありますが、初心者さんにはちょっとハードルが高いかもしれません。
プランターの底には、鉢底石を敷きましょう。こうすることで、水はけが良くなり、根腐れを防ぐことができます。
鉢底石は、ネットに入ったものが便利ですよ。
| 野菜名 | 推奨開始形態 | 収穫までの目安 | プランター推奨サイズ | 6月栽培の重要ポイント |
|---|---|---|---|---|
| ミニトマト | 苗 (接ぎ木推奨) | 植付後 40-55日 | 深型 (容量20L以上) | 雨除け必須。乾燥気味に育てる。 |
| キュウリ | 苗 (接ぎ木推奨) | 植付後 約30日 | 深型 (容量20L以上) | 水切れ厳禁。うどんこ病対策。 |
| オクラ | 苗 / 種 | 開花後 3-7日 | 深型 (30cm以上) | 移植を嫌うため根を崩さない。高温を好む。 |
| ゴーヤ | 苗 | 開花後 15-20日 | 大型 (深型) | 摘芯で脇芽を増やす。緑のカーテンに最適。 |
| シソ (大葉) | 苗 | 植付後 約30日 | 標準 (65cm) | 半日陰でも可。乾燥に弱い。 |
| バジル | 苗 / 種 | 随時 | 標準 / 小鉢 | 摘芯で収穫量を増やす。トマトと相性良。 |
| コマツナ | 種 | 播種後 30-40日 | 標準 | 防虫ネット必須。短期収穫可能。 |
| エダマメ | 種 | 開花後 30-40日 | 標準 / 深型 | 鳥害対策。肥料過多に注意。 |
| ラディッシュ | 種 | 播種後 20-30日 | 浅型可 | 間引きが重要。最も早く収穫できる。 |
種と苗の選び方:初心者が知るべきポイント


野菜を育てる方法は、種からと苗からの2種類あります。どちらを選ぶかは、野菜の種類や育てたい時期によって変わってきます。
6月から始めるなら、苗から育てるのがおすすめです。苗は、ある程度育った状態からスタートできるので、種から育てるよりも早く収穫できますし、失敗も少ないんです。
特に、トマトやキュウリなどの果菜類は、苗から育てるのが一般的です。苗を選ぶ際は、葉の色が濃くて、茎が太く、しっかりとしたものを選びましょう。老化苗(根がポットからはみ出ている、下葉が黄色くなっている)は避けましょうね。
一方、種から育てるのに向いているのは、葉物野菜(小松菜、チンゲン菜など)や、ラディッシュなど、生育期間が短い野菜です。種は、苗よりも安価に入手できますし、たくさん育てたい場合に便利です。種をまく際は、袋の裏に書かれた説明をよく読んで、適切な時期にまくようにしましょう。



水やりと肥料:6月の管理で気をつけること


6月は梅雨の時期なので、水やりのタイミングが難しいですよね。基本的には、土の表面が乾いたら水やりをする、というのが目安になります。ただし、雨の日や雨上がりの直後は、土が湿っているので、水やりは控えましょう。プランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えてくださいね。
肥料は、野菜の成長に合わせて与える必要があります。市販の培養土には、最初から肥料が配合されていることが多いですが、野菜が成長するにつれて、肥料切れを起こしてしまうことがあります。肥料切れになると、葉の色が悪くなったり、生育が悪くなったりするので、追肥が必要になります。
追肥には、液体肥料と固形肥料がありますが、初心者さんには、手軽に使える液体肥料がおすすめです。液体肥料は、水で薄めて与えるだけなので、簡単ですし、効果も早く現れます。固形肥料は、効果が持続しますが、与えすぎると肥料焼けを起こしてしまうことがあるので、注意が必要です。
病害虫対策:6月の野菜を守るために


6月は、野菜にとって病害虫が発生しやすい時期でもあります。特に、アブラムシやアオムシは、葉や茎に付いて、野菜の栄養を吸い取ってしまいます。病気では、うどんこ病やベト病が発生しやすいので、注意が必要です。
病害虫対策としては、予防が最も大切です。風通しを良くしたり、日光を十分に当てたりすることで、野菜を健康に育てることができます。また、防虫ネットをかけたり、虫よけスプレーを使用したりするのも効果的です。
もし、病害虫が発生してしまった場合は、早めに対処することが重要です。アブラムシなどは、見つけ次第、手で取り除くか、水で洗い流しましょう。うどんこ病などの病気は、感染した部分を切り取り、薬剤を散布します。
薬剤を使用する際は、野菜の種類や病害虫の種類に合わせて、適切なものを選びましょう。
6月に植える野菜:おすすめ品種と栽培のコツ


それでは、6月から始めるプランター菜園におすすめの野菜と、その栽培のコツをご紹介しますね!
- ミニトマト:初心者さんでも育てやすい定番野菜。雨に弱いので、雨除け対策をしましょう。脇芽をこまめに取り除くのがポイントです。
- キュウリ:成長が早く、収穫までの期間が短いのが魅力。水をたくさん必要とするので、水切れに注意しましょう。
- オクラ:暑さに強く、夏でも元気に育ちます。種から育てる場合は、一晩水に浸けてからまくと発芽しやすくなります。
- シソ:薬味として大活躍。半日陰でも育つので、ベランダの奥まった場所でも大丈夫です。
- バジル:トマトとの相性抜群。摘芯することで、収穫量を増やすことができます。



初心者でも簡単!6月に植える野菜 プランター栽培の成功術


地域別の栽培情報:成功への鍵


日本は南北に長いので、地域によって気候が大きく異なります。そのため、野菜の栽培に適した時期や、育てやすい品種も地域によって違います。
例えば、温暖な地域では、比較的長い期間、様々な野菜を育てることができますが、寒冷な地域では、夏に集中して野菜を育てる必要があります。
暑さに強い野菜・根菜(中間地・暖地の主役)
| 野菜名 | 形態 | 寒冷地 | 中間地 | 暖地 | 難易度 | ポイント |
| サツマイモ | 苗(蔓) | ○ (上旬まで) | ◎ (6月中旬〜) | ◎ (6月上旬〜) | ★☆☆ | 6月の主役。雨の前に植えると活着しやすい。 |
| オクラ | 苗/種 | × (苗なら可) | ◎ (6月上旬〜) | ◎ (5月〜6月) | ★☆☆ | 暑さが大好き。直播きでもぐんぐん育つ。 |
| モロヘイヤ | 苗/種 | × | ◎ (6月上旬〜) | ◎ (5月〜6月) | ★☆☆ | 夏の葉物の王様。暑いほど元気に育つ。 |
| シソ・バジル | 苗 | ○ (6月上旬〜) | ◎ (6月上旬〜) | ○ (6月上旬まで) | ★☆☆ | 湿気を好むわけではないが、夏の薬味として定植。 |
| ラッカセイ | 苗/種 | × | ○ (6月上旬まで) | ○ (6月上旬まで) | ★☆☆ | 直播きはギリギリ。苗ならまだ間に合う。 |
夏野菜の苗(寒冷地はベスト、他はラストチャンス)
| 野菜名 | 形態 | 寒冷地 | 中間地 | 暖地 | 難易度 | ポイント |
| トマト・ミニトマト | 苗 | ◎ (6月上旬〜) | △ (売残り注意) | × (遅い) | ★★☆ | 寒冷地はようやく適期。中間地は老化苗に注意。 |
| ナス | 苗 | ◎ (6月上旬〜) | △ (売残り注意) | × (遅い) | ★★☆ | 寒冷地はマルチで地温確保を。 |
| キュウリ | 苗/種 | ◎ (6月上旬〜) | ○ (種まき可) | ○ (種まき可) | ★★☆ | 中間地・暖地は「第2弾」として種から育てるのも手。 |
| ゴーヤ | 苗 | × | ◎ (6月上旬〜) | ○ (5月〜) | ★☆☆ | グリーンカーテン用。気温が十分上がってから植える。 |
| トウガラシ類 | 苗 | ○ (6月上旬〜) | ○ (6月上旬まで) | △ | ★☆☆ | 高温を好むので、6月植えでも十分育つ。 |
葉物・豆類(ずらしまき・秋への準備)
| 野菜名 | 形態 | 寒冷地 | 中間地 | 暖地 | 難易度 | ポイント |
| エダマメ | 種 | ○ (6月中旬〜) | ◎ (6月〜) | ○ (6月〜) | ★☆☆ | 晩生(おくて)品種を選ぶと、秋に美味しい豆が採れる。 |
| トウモロコシ | 種 | ○ (6月上旬〜) | ○ (6月〜) | ○ (6月〜) | ★★☆ | 害虫(アワノメイガ)が増える時期。対策必須。 |
| インゲン | 種 | ◎ (6月上旬〜) | △ (つるなし推奨) | △ | ★☆☆ | 暑さにやや弱い。涼しい場所を選ぶか、つるなし種を。 |
| ネギ(下仁田など) | 苗 | ◎ (6月〜) | ◎ (6月〜) | ◎ (6月〜) | ★★☆ | 冬収穫用の太ネギを定植する時期(溝を掘って植える)。 |
お住まいの地域の気候に合った野菜を選ぶことが、プランター菜園を成功させるための重要なポイントです。
インターネットで「地域名+野菜栽培」と検索すると、お住まいの地域に特化した情報を見つけることができます。
また、地元の園芸店やホームセンターの店員さんに相談するのもおすすめです。地域の気候に合った野菜や、育て方のコツを教えてもらえるはずです。
連作障害を防ぐ:土作りとコンパニオンプランツ


同じ場所で同じ種類の野菜を続けて育てると、連作障害という問題が起こることがあります。
連作障害とは、土壌中の栄養バランスが偏ったり、特定の病害虫が増殖したりすることで、野菜の生育が悪くなる現象です。プランター菜園でも、連作障害は起こりうるので、注意が必要です。
連作障害を防ぐためには、毎年、違う種類の野菜を育てるのが効果的です。また、土作りも重要です。古い土を使い続けると、栄養分が不足したり、病原菌が繁殖したりするので、新しい土に交換するか、土壌改良材を混ぜて、土壌環境を改善しましょう。
コンパニオンプランツとは、一緒に植えることで互いに良い影響を与え合う植物のことです。例えば、トマトとバジルを一緒に植えると、バジルがトマトの害虫を遠ざけたり、トマトの風味を良くしたりする効果があります。
コンパニオンプランツを上手に活用することで、農薬を使わずに野菜を育てることができます。



収穫後の活用法:レシピと保存方法


自分で育てた野菜は、格別な美味しさですよね!収穫した野菜は、新鮮なうちに食べるのが一番ですが、たくさん収穫できた場合は、保存方法を知っておくと便利です。
葉物野菜は、湿らせたキッチンペーパーで包んで冷蔵庫に入れると、数日間は新鮮さを保てます。ミニトマトやキュウリなどの果菜類は、冷蔵庫に入れる前に、水気を拭き取っておくと長持ちします。
ハーブ類は、乾燥させて保存するのが一般的です。乾燥させたハーブは、料理の香り付けや、ハーブティーとして楽しむことができます。
自分で育てた野菜を使った料理は、愛情もひとしおですよね。インターネットで「野菜の名前+レシピ」と検索すると、たくさんのレシピを見つけることができます。ぜひ、色々な料理に挑戦してみてくださいね!
失敗から学ぶ:よくあるトラブルと対策
プランター菜園をしていると、様々なトラブルに遭遇することがあります。
例えば、「葉が黄色くなってきた」「虫がたくさん付いている」「実が大きくならない」などなど。でも、大丈夫!トラブルの原因を特定して、適切な対策をすれば、必ず解決できます。
葉が黄色くなる原因としては、肥料不足、水不足、日照不足などが考えられます。虫がたくさん付いている場合は、早めに駆除することが大切です。実が大きくならない場合は、肥料の種類を変えたり、摘果(実を間引くこと)をしたりすると改善されることがあります。
サステナブルな菜園:環境に優しい栽培
プランター菜園は、環境に優しい趣味でもあります。自分で野菜を育てることで、輸送にかかるエネルギーを削減できますし、農薬や化学肥料の使用を減らすこともできます。
ベランダでコンポスト(生ゴミを堆肥化すること)をしたり、雨水を利用したりするのも、環境に優しい取り組みです。また、使い終わった土を再利用したり、プランターをリサイクルしたりすることもできます。サステナブルな菜園を目指して、色々な工夫をしてみてくださいね。
まとめ:6月に植える野菜 プランター菜園を楽しもう!
6月から始めるプランター菜園は、初心者さんでも十分に楽しめる、素敵な趣味です。この記事でご紹介したポイントを参考に、ぜひ、チャレンジしてみてくださいね!自分で育てた野菜を収穫する喜びは、何物にも代えがたいものですよ。
プランター菜園を始めるにあたって、この記事のポイントを以下にまとめました。ぜひ参考にしてくださいね。
- 6月からでも遅くない!むしろ、今が旬の野菜もたくさんある
- プランターは深さ20cm以上、培養土は市販のものがおすすめ
- 種から育てるか、苗から育てるかは、野菜の種類によって選ぶ
- 水やりは土の表面が乾いたら、たっぷりと
- 肥料は、野菜の成長に合わせて追肥する
- 病害虫対策は、予防が最も大切
- ミニトマト、キュウリ、オクラは、初心者さんでも育てやすい
- 地域に合った野菜を選ぶと、成功しやすい
- 連作障害を防ぐために、輪作と土作りをする
- コンパニオンプランツを上手に活用する
- 収穫した野菜は、新鮮なうちに美味しくいただく
- トラブルが発生したら、諦めずに原因を特定して対策する
- サステナブルな菜園を目指す
- プランター菜園は、心と体を癒してくれる
6月のプランター菜園、応援しています!












