家庭菜園でナスを育てていると、「肥料は何を使えばいいの?」「いつあげればいいの?」と悩みますよね。ナスは育てる期間が長くて、とっても肥料が大好きな野菜。だからこそ、肥料選びとタイミングが収穫量を決めるカギになるんです。
そこでおすすめなのが、コスパ抜群の「鶏糞」と、即効性のある「ハイポネックス」の合わせ技!この記事では、初心者さんでも迷わないナスの肥料の黄金ルールを、分かりやすく解説します。
- ナス栽培に最適な肥料の組み合わせが分かる
- 鶏糞とハイポネックスの使い分けのコツが掴める
- 肥料をあげる正しい時期とタイミングが分かる
- 肥料切れのサインや肥料焼けの対策が分かる
【ナスの肥料】おすすめは鶏糞とハイポネックスの併用

- そもそもナスが「肥料食い」と呼ばれる理由
- コスパ最強!土作りにも役立つ「鶏糞」の魅力
- 「ハイポネックス」は即効性が自慢の液体肥料
- 2つを組み合わせるハイブリッド管理がおすすめ
- やりすぎ注意!肥料焼けを防ぐためのポイント
ナスを長くたくさん収穫するためには、肥料の特性を理解して使い分けることが大切です。まずは、なぜこの2つがおすすめなのかを見ていきましょう。
そもそもナスが「肥料食い」と呼ばれる理由

ナスは定植してから秋まで、休むことなく花を咲かせ、実をつけ続けます。この「無限成長」とも言えるパワフルな活動を支えるためには、常にたくさんのエネルギーが必要です。
特に、実を大きくするための「窒素」や「カリウム」、そして花を次々に咲かせるための「リン酸」を大量に消費します。水と肥料を切らしてしまうと、すぐに実が硬くなったり(石ナス)、ツヤがなくなったり(ボケナス)してしまうのです。
コスパ最強!土作りにも役立つ「鶏糞」の魅力

家庭菜園の強い味方、「鶏糞(けいふん)」は、ニワトリのフンを発酵させた有機肥料です。ナス栽培で特におすすめな理由は、実や花をつけるために必要な「リン酸」が豊富に含まれているから。「実もの野菜には鶏糞」と言われるほど相性が良いんですよ。
リン酸やカルシウムが豊富で、実つきが良くなる
効果が比較的長く続く(約1ヶ月)
とにかく価格が安く、コストパフォーマンスが良い
ただし、未発酵のものはガスを出して根を傷めることがあるので、必ず「発酵鶏糞」を選ぶようにしましょう。
「ハイポネックス」は即効性が自慢の液体肥料

「ハイポネックス」などの液体肥料(液肥)は、水に溶けた状態で成分が入っているため、根からすぐに吸収されるのが特徴です。
固形肥料が効き始めるまでには時間がかかりますが、液肥なら与えたその日から効果を発揮します。「なんだか元気がないな」「葉っぱの色が薄いな」と感じた時のレスキュー隊として、一本持っておくと非常に便利です。
2つを組み合わせるハイブリッド管理がおすすめ

私のおすすめは、この2つを組み合わせる「ハイブリッド施肥」です。
ベースの栄養(鶏糞):ゆっくり長く効くので、土台となる体力を支えます。
調整・スタミナ補給(ハイポネックス):すぐに効くので、急な栄養不足や乾燥時の水分補給を兼ねて使います。
お互いの得意分野を活かすことで、肥料切れの隙間を作らず、秋まで安定して収穫を続けることができるんです。
やりすぎ注意!肥料焼けを防ぐためのポイント
「肥料が好きなら、たくさんあげればいいの?」と思うかもしれませんが、それは間違いです。一度に大量の肥料を与えると、土の中の肥料濃度が高くなりすぎて、根っこから水分が奪われてしまう「肥料焼け」を起こしてしまいます。
特にプランター栽培では要注意。肥料は「少量をこまめに」あげるのが、失敗しないコツですよ。
ナスの肥料はいつ?時期別のスケジュールと与え方


- 【元肥】植え付け1ヶ月前に鶏糞を仕込む
- 【追肥】一番果が大きくなったらスタート
- 【夏場】水切れ防ぐため液肥を週1ペースで
- 【更新剪定】秋ナスの準備には速効性重視で
- マルチ栽培でも簡単!穴肥などのテクニック
- 花や葉でチェックできる肥料切れのサイン
では、具体的に「いつ」「何を」あげればいいのか、時期ごとのスケジュールを見ていきましょう。
【元肥】植え付け1ヶ月前に鶏糞を仕込む


苗を植え付ける前の「土作り」の段階で、最初の肥料(元肥)を混ぜ込みます。ここでは、ゆっくり分解される鶏糞が活躍します。
時期:植え付けの約1ヶ月前(4月中旬ごろ)
方法:1平方メートルあたり300〜500gの発酵鶏糞を土によく混ぜる。
鶏糞は分解される過程でガスが出ることがあるので、植え付けの直前ではなく、余裕を持って混ぜておくのが安心です。
【追肥】一番果が大きくなったらスタート


苗を植えてからしばらくは元肥で育ちますが、最初の実(一番果)がピンポン玉くらいの大きさになったら、いよいよ追肥のスタートです。
時期:定植から約3週間後
方法(鶏糞):株元から少し離れた場所に、軽く一握り(30〜40g)の発酵鶏糞をまく。
方法(液肥):水やりの代わりに、規定倍率(通常500倍)に薄めたハイポネックスを与える。
これ以降、鶏糞は「2週間〜1ヶ月に1回」、液肥は「1週間に1回」を目安に続けていきます。
【夏場】水切れ防ぐため液肥を週1ペースで


梅雨が明けて暑くなると、ナスはたくさんの水を欲しがります。土が乾燥していると固形肥料は溶けにくく、効きが悪くなってしまいます。
そんな真夏こそ、水と一緒に栄養補給できる「液肥」の出番です。週に1回、たっぷりと液肥を与えることで、夏バテを防ぎましょう。もし土がカラカラに乾いている時は、まず真水をあげてから液肥をあげると、根への負担が減りますよ。
【更新剪定】秋ナスの準備には速効性重視で


8月のお盆過ぎに、秋ナスを美味しくするために枝を切り詰める「更新剪定」を行うことがあります。この時は根もダメージを受けているので、すぐに吸収できる肥料が必要です。
剪定直後:即効性のあるハイポネックスを与えて、新芽の発生を促す。
新芽が出始めたら:鶏糞を追肥して、秋までの長期間の収穫に備える。
マルチ栽培でも簡単!穴肥などのテクニック
黒マルチを張っていると「どうやって追肥すればいいの?」と迷いますよね。そんな時は、マルチに穴を開けて肥料を入れる「穴肥(あなごえ)」が便利です。
株元ではなく、葉っぱが広がっている先くらいの地面(畝の肩あたり)に穴を開けて、そこへ鶏糞を入れると、根がよく伸びて吸収してくれます。
花や葉でチェックできる肥料切れのサイン


カレンダー通りの追肥も大切ですが、一番確実なのはナスの「顔色」を見ることです。ナスは肥料が足りなくなると、花や葉にサインを出します。
| チェック項目 | 元気な状態 | 肥料切れのサイン |
|---|---|---|
| 花のめしべ | 雄しべより長く飛び出ている | 雄しべより短い、または埋もれている |
| 葉の色 | 濃い緑色や紫色 | 全体的に色が薄い、黄色っぽい |
特に花の「めしべ(真ん中の棒)」が短くなっていたら要注意!すぐにハイポネックスを与えて、栄養をチャージしてあげてください。
まとめ:ナス肥料は鶏糞とハイポネックスで攻略
ナス栽培の肥料管理について、鶏糞とハイポネックスの使い分けをご紹介しました。最後にポイントをまとめます。
- ナスは肥料と水が大好きな「肥料食い」野菜である
- 鶏糞は安くてリン酸が豊富、元肥やベースの追肥に最適
- ハイポネックスは即効性があり、調整や緊急時の補給に便利
- 元肥は植え付けの1ヶ月前に鶏糞を土に混ぜておく
- 一番果が大きくなったら、定期的な追肥をスタートする
- 夏場は水やりを兼ねて、週1回の液肥で夏バテを防ぐ
- 更新剪定の直後は、根に優しい液肥で回復を促す
- マルチ栽培では、畝の肩に穴を開けて追肥する「穴肥」が有効
- 肥料のやりすぎは「肥料焼け」の原因になるので要注意
- 花のめしべが短くなったら、肥料切れのサインなので即対応する
- 葉の色が薄くなってきたら、窒素不足を疑って追肥する
- 固形と液体を組み合わせる「ハイブリッド施肥」が最強
- 肥料だけでなく、水やりも忘れずに行うことが重要
- ナスの様子を毎日観察し、サインを見逃さないようにする
適切な施肥で、秋まで美味しいナスを楽しみましょうおいしいナスをたくさん収穫して、家庭菜園を楽しんでくださいね!
- Q. 鶏糞のにおいが気になるのですが、対策はありますか?
-
A. 「発酵済み」や「炭化鶏糞」を選ぶと、においがかなり抑えられています。また、施肥した後に軽く土を被せると、においの拡散を防げます。
- Q. 雨の日でも液肥をあげていいですか?
-
A. 雨の日は土が湿っているので、液肥が流れ出てしまう可能性があります。雨が上がって土が乾き始めた頃にあげるのが効果的です。










