自宅のベランダで、真っ赤に実ったトマトを収穫して食べる。そんな暮らしに憧れませんか?
最近話題の袋栽培なら、プランターなどの道具をたくさん揃えなくても、トマトの土が入った袋のまま手軽にスタートできます。
でも、カゴメやデルモンテといったメーカーから出ている専用の栽培キットと、ダイソーなどの100円ショップで揃えられる道具、結局どちらが良いのか迷ってしまいますよね。実は、安さだけで選ぶと思わぬ落とし穴があることも。
今回は、初めてでも失敗せずに美味しいトマトを育てるために知っておきたい、土選びのポイントや各社の特徴を詳しくご紹介します。
- カゴメやデルモンテの専用土が初心者に最適な理由
- ダイソーなどの100均資材を使う際の注意点とリスク
- トマトの袋栽培で失敗しないための水やりと管理方法
- 収穫後の土を燃えるゴミとして手軽に捨てる方法
カゴメ等の栽培キットでトマト袋栽培

- カゴメの土なら燃えるゴミで安心
- デルモンテの土は機能性が魅力
- 理想的なトマトの土の条件とは
- 初心者が袋栽培を選ぶべき理由
- 栽培キットを使わない場合のリスク
カゴメの土なら燃えるゴミで安心

トマトケチャップや野菜ジュースでおなじみのカゴメからは、そのまま育てるトマトの土という製品が販売されています。この土の最大の特徴は、初心者に寄り添った使いやすさと捨てやすさにあるようです。
主原料がココヤシ繊維などの植物性素材のため、使用後は燃えるゴミとして自治体の回収に出せるとされています。
トマトの生育に必要な肥料があらかじめ配合されており、難しい追肥の計算がいらない設計になっています。
非常に軽量なので、女性一人でもベランダまで持ち運びがしやすいのが嬉しいポイントです。
特にマンションなどの集合住宅では、使い終わった土の処分に困ることが多いですよね。カゴメの土なら、そうした終わった後の心配を解消してくれるため、安心して始められるという声が多く聞かれます。(参照:カゴメ公式サイト)
デルモンテの土は機能性が魅力

同じく食品メーカーとして有名なデルモンテも、キッチンガーデンシリーズなどの袋栽培用キットを展開しています。こちらは、長年の品種改良や栽培研究に基づいた、高い機能性が魅力とされています。
デルモンテの土は、トマトの根がしっかりと張れるように通気性が計算されており、失敗の原因になりやすい根腐れを防ぐ工夫が施されているそうです。また、一部の製品には、あらかじめ排水用の穴を開ける位置がガイドされているなど、初めての方でも迷わず作業できるような親切設計になっています。
さらに、デルモンテは病気に強い苗の開発にも力を入れており、専用の土と合わせて育てることで、より丈夫で美味しいトマト作りが期待できるという情報があります。
理想的なトマトの土の条件とは
そもそも、トマトを元気に育てるためには、どのようなトマトの土が必要なのでしょうか。植物生理学的な観点から見ると、トマトは根を深く広く張る性質があるため、根が窮屈にならない十分なスペースが必要です。
| チェック項目 | 推奨される条件 |
|---|---|
| 土の容量 | 1株あたり最低10L〜15L以上 |
| 排水性 | 水が溜まらず、空気が通りやすいこと |
| 素材 | ココピートなど軽量で通気性が良いもの |
一般的に、トマト1株を健全に育てるには15リットル程度の土の量が必要だと言われています。土の量が少ないと、根が詰まってしまい、水分や栄養を十分に吸収できなくなる恐れがあります。また、夏の暑さで土の温度が上がりすぎないよう、ある程度の土の量があることが、根を守る断熱材の役割も果たしてくれるのです。
初心者が袋栽培を選ぶべき理由
なぜ今、プランターではなく袋栽培がこれほど注目されているのでしょうか。その背景には、現代の住宅事情やライフスタイルにマッチした合理的な理由があります。
袋栽培は、土が入った袋をそのまま鉢として利用するため、わざわざ重いプランターを買う必要がありません。また、地面から離して栽培することで、土壌由来の病気にかかりにくいというメリットもあるとされています。手軽に始められて、後片付けも簡単。これが忙しい私たちにとって最大の魅力ではないでしょうか。
栽培キットを使わない場合のリスク


一方で、専用の栽培キットを使わず、自分で土や袋を用意しようとすると、いくつかのリスクに直面する可能性があります。
最も大きなリスクは土の容量不足です。市販の安価な培養土の小袋は、容量が3リットルから5リットル程度のものが多く、これではトマトの根が十分に育ちません。結果として、水切れを起こしやすくなったり、実がなる前に成長が止まってしまったりすることがあるのです。
また、普通のビニール袋は通気性がないため、自分で適切な場所に排水穴を開けないと、水はけが悪くなり根腐れを起こしてしまいます。専用キットはこれらの課題をクリアした状態で販売されているため、技術的なハードルをぐっと下げてくれるのです。
ダイソー・100均の活用と袋のまま育てるコツ


- ダイソー資材のメリットと注意点
- 美味しいトマトを育てる水やり
- 支柱立て等の100均活用テクニック
- 尻腐れ症などのトラブル対策
- 収穫後の土の片付け方法
- まとめ:トマト袋栽培は土が重要
ダイソー資材のメリットと注意点
コストを抑えたい場合、ダイソーなどの100円ショップの園芸用品はとても強い味方です。しかし、トマト栽培のメインとなる土に関しては、選び方に注意が必要です。
前述の通り、100円ショップで売られている野菜の土やトマトの土は、1袋あたりの容量が少ない傾向にあります。もしこれを使うなら、複数の袋を大きな袋にまとめて入れるなど、容量を確保する工夫が必要になります。
土は容量不足になりがちなので、単体での使用は避けるか、複数購入して量を確保しましょう
支柱や肥料、園芸用ハサミなどの周辺グッズはコストパフォーマンスが非常に高いです
耐久性の低い袋を屋外で使うと、紫外線でボロボロになることがあるため注意が必要です
とりあえず安く始めたいという気持ちは分かりますが、土の量だけはケチらずに確保することが、成功への近道と言えそうです。
美味しいトマトを育てる水やり
トマトの袋栽培において、水やりは最も重要な管理作業の一つです。袋栽培はプランターに比べて土の量が限られているため、土が乾きやすく、水切れのリスクが高くなります。
基本は土の表面が乾いたら、袋の底から水が流れ出るくらいたっぷりとあげることです。特に夏場は、朝一番にたっぷりと水をあげても、夕方にはカラカラになっていることもあります。
よくトマトは水を控えると甘くなると言われますが、これはプロの農家さんが徹底した管理下で行う技術です。袋栽培のような環境で初心者が極端な水切りを行うと、枯れてしまったり、カルシウム不足による障害が出やすくなったりするため、まずは元気に育てることを優先して、適切に水を与えるようにしましょう。
支柱立て等の100均活用テクニック


袋栽培は地面に固定されていないため、トマトが大きく育つと風で倒れやすくなります。ここで活躍するのが、100円ショップのアイテムを使った転倒防止テクニックです。



おすすめは、袋を2つ並べて支柱を上部で交差させる合掌造りにすることや、フェンスや手すりに支柱を結束バンドで固定する方法です。また、ダイソーなどで売っているプランタースタンドの上に袋を置くと、地面の熱が直接伝わりにくくなり、排水性も良くなるので一石二鳥です。
尻腐れ症などのトラブル対策


トマト栽培でよくあるトラブルに、実のお尻が黒く変色してしまう尻腐れ症があります。これは病気ではなく、カルシウムが不足することで起こる生理障害です。
実はこれ、土の中にカルシウムがないからではなく、水不足によって根がカルシウムを吸い上げられなくなることが主な原因とされています。袋栽培では特に水切れが起きやすいため、この症状が出やすいのです。
予防策としては、やはりこまめな水やりが基本です。もし症状が出てしまった場合は、市販されているカルシウム入りのスプレーを使用すると、応急処置になると言われています。
- 虫がつかないようにするには?
-
アブラムシなどを防ぐには、風通しを良くすることが大切です。わき芽をこまめに摘み取り、葉が密集しすぎないようにしましょう。防虫ネットを被せるのも有効です。
- 肥料はいつあげればいいの?
-
カゴメ等の専用土なら最初の追肥は不要な場合が多いですが、実がつき始めたら様子を見て追肥します。葉の色が薄くなってきたら肥料不足のサインです。
収穫後の土の片付け方法
楽しい収穫が終わった後、最後に待っているのが片付けです。カゴメやデルモンテなどの捨てられる土を使用した場合、自治体のルールに従って燃えるゴミとして出せる場合が大半です。
一方で、鉱物を含む一般的な培養土を使った場合は、自治体によってはゴミとして回収してくれないことがあります。その場合は、ホームセンターなどの土回収サービスを利用するか、庭に撒くなどの処理が必要になります。購入前に、お住まいの地域のゴミ出しルールと、土のパッケージの記載をよく確認しておくことが大切です。
まとめ:トマト袋栽培は土が重要
今回は、トマト袋栽培におけるメーカー製キットと100均資材の違いについてご紹介しました。
初めての方にとっては、やはり失敗のリスクを最小限に抑えてくれるカゴメやデルモンテなどの専用キットがおすすめです。初期費用は少しかかりますが、収穫の喜びと処分の手軽さを考えると、結果的にコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
- 初心者は15L以上の容量がある専用キットを選ぶのが正解
- カゴメやデルモンテの土は燃えるゴミで捨てられて便利
- ダイソーの土は容量不足になりやすいためDIYが必要
- 袋栽培では水切れによる尻腐れ症に特に注意する
- 支柱や結束バンドは100均グッズを賢く活用する
- 風対策としてフェンス固定やプランタースタンドを利用する
- 水やりは土の表面が乾いたら底から出るまでたっぷりと
- 収穫後の処分方法まで考えて土を選ぶことが大切
- トマトの袋栽培は手軽でベランダ菜園に最適
- 安さだけでなく成功率を考えて土を選ぶ
- 失敗しないためには土の容量を最優先する
- 日々の観察と水やりが美味しいトマトを作る
- 専用キットなら面倒な土の配合が不要
- 品種選びも育てやすさに大きく影響する
- この夏は自分で育てたトマトを味わってみる









